なぜサウジアラビアのことを知らないか

 なぜサウジアラビアのことを知らないのか

 

 サウジアラビアは石油の生産が非常に多く日本の輸入量を極めて膨大です。約30%の石油をサウジから輸入しています。日本からも自動車をはじめ多くの機械設備、鉄鋼など金属製品を輸出しています。このように日本とサウジアラビアはとても関係の深い国だと言えます。でもなぜか皆さんサウジアラビアのことをよく知りません。

私もよく知らない内の一人だったので知らない理由はよくわかります。情報がない、黙って座っていれば情報が入ってくるような国ではありませんし、たとえ調べてもよく分かりません。そもそも関心があまりないのが正直なところでしょう。

理由の一つは簡単には行けない国だからだと思います。サウジアラビアは一般的な観光をほとんど受け入れていません。近年サウジの指定する旅行会社の主催するツアー旅行に限って可能になりましたが、そうそう行ける国ではありません。どうしても入国するには就労ビザが必要になります。結局仕事で行く人がほとんどで、その数も限られておりサウジのことを耳にする機会は少なくなります。おそらくリヤド(内陸部首都)、ジェッダ(紅海湾岸)を中心に商社やメーカーの社員やその家族で1000人ぐらいは滞在していると思います。一時的な出張者も含めるとある程度はサウジ経験者もいると思いますが、観光旅行者がいないのが知名度に関しては致命的だと思います。旅行本もほとんどありません。わずかに地球の歩き方シリーズの「ドバイとアラビア半島の国々」にサウジアラビアも記載されているだけです。

またサウジの国内事情は日本のニュースにはほとんど流れませんし、ドキュメンタリー番組等でも取り上げられることは全くないとは言いませんがかなり珍しいです。サウジ自身も積極的にアピールしようとは全く思っていないと思います。

もし興味のある方がいらっしゃればと思い、サウジアラビアについて直接見聞きしたこと、感じたこと。またネットや書籍で調べたことを発信していきたいと思います。

関連項目 
ビザ
サウジ旅行
サウジとの貿易
地球の歩き方
リヤド(駐サウジアラビア日本大使館)
ジェッダ(駐サウジアラビア日本総領事館)

 

 

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